私は歌手であり、作詞家です。作詞というのは、様々な登場人物の情景描写や心象描写をぎゅっと限られた文字数で世界創る表現です。言葉があって音色があってリズムがあってビートがあって。目には見えない「１つの作品」＝「心」ができあがります。そんな「歌詞世界」に生きる私が、歌詞にならないからこそスパイシーな世界を「作品」にしたらどうなるのだろう…と思い今回このメールマガジンをスタートさせようと思いました。

私は歌詞を書く時に自動的にひとつの物語を描いています。日常の中で頭に浮かんでくる物語の断片を、過去に1年ほど毎夜Twitterで発信していました。140文字という少ない文字数で。（それをまとめたブログはこちらです→アメブロ"SEXは物事の中心よ"）気付けば400編ほどにもなっていました（笑）。実はこのブログがきっかけで新宿2丁目系ポータルサイト「2CHOPO」にて昨年、初連載「ボーダーライン」を書き下ろしました。そこでは男とばかり寝てきたある女の子が、美しい女性と恋に落ちて、境界線（ボーダーライン）を超えて行くお話を書きました。それを愛読して下さった女性ファンのみなさんから、新作が読みたいというお声をいただいてたこともあり、これを機にまた新たな気持ちで挑戦することにしました！

「SEXは物事の中心よ」というタイトルが表わしているように、男、女、女、男、誰しも生きている限り意識する、そして気になる、「性」に関してマエノメった小説とコラム、さらにご希望があれば読者の方からのお悩み相談的なものもお届けしたいと思っています。

具体的にはノンケと言われるヘテロセクシャルだけではなく、ゲイ、レズビアン、両性愛のバイセクシャル、果ては無性愛者など、日本ではまだまだ一般社会で身近にその存在自体が知られていないカラフルな個性を持った登場人物たちが織り成すストーリーです。その他のフェティッシュ世界も登場するかもしれません…！ またコラムでは、日頃発信しているTwitterやblogでは書けない、否、書ききれない濃い目の内容という名の言いたい放題を発信したいと思います。

私は「男が男を好きになる」、「女が女を好きになる」、いわゆる「同性愛」はごく自然なことであって、それが精神的なものであっても、肉体的なものであっても等しく美しいことだと思っています。 友情も愛情、恋愛も愛情、そこを大きく分かつのは他でもない「SEX」。形は様々でも、それが世間的にタブーと言われても、みんな誰かと深く繋がりたいと思って生きていると思うし、私自身もそうなんです。 ただそうした一番パーソナルな部分て、無駄に身近な人に言うとリアル過ぎる。そんな時に私のメルマガでちょっと気分が晴れたり、妄想に飛べたりしてくれたら良いなと思います。 一通り恋愛も経験したし仕事だってバリバリしてるけど、何だか最近トキメかないな、なんていうアラサー世代の女子のみなさんにも読んでしいな、というわけで読みなさいよーっ！