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加藤和久 オフィシャルメールマガジン
基礎演技メソッド Vol.001
2012.08.10創刊
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演技探究の道は険しい修行の道ではない!楽しい発見の旅だ!
加藤和久の「基礎演技メソッド」の世界へようこそ!
演技ってどうやるの?演技って楽しい?難しい?恥ずかしい?素晴らしい?etc
…このメルマガではそんな質問や悩みに明快な答えを提案します!
俳優になりたいあなた!俳優になったんだけど何か物足りないと思っているあ
なた!演技の幅をもっと広げたいあなた!演技を教えたいのだけどその方法を
探しているあなた!とにかく演技を学びたい全てのあなた!一緒に演技メソッ
ドの世界を旅してみませんか?
演技メソッドの世界に旅に出て、さまざまな演技の考察や方法論、実践法、そ
の他演技の実例などの名所を訪れて経験値の高い奥深い演技者になろう!
私がこの旅のガイドを勤めさせていただきます俳優の加藤和久です。
よろしくお願い致します!
まずは私の自己紹介から始めましょう。
私はCINEMACT INC.に所属している俳優です。
私は俳優として活動しながら舞台の演出をしたり殺陣の振り付けもしています。
そして現在は演技と殺陣の講師をしています。
私の簡単な経歴をお話しします。
私の俳優への目覚めは高校1年生の秋でした。
小学生の頃はザ・ドリフターズに憧れジャッキー・チェンの映画を観て育ちました。
中学生から高校1年生の秋まではなんとなーく芸能界への憧れを持つ青年でした。
高校1年生の秋に演劇部の照明係りを手伝う事になりました。
その時私が当てていたピンスポットの中で活き活きと演じる先輩の姿を観て私
はひどく心を打たれました。
そしてそのまま流れで演劇部に入部、その年の冬の部活の三年生を送る会で初
めて役者をやりました。
次の年、地元栃木県の県大会まで出場しました。
更に次の年の夏、県の演劇部の合宿講習会で東京の大学で演劇を教えている先
生のワークショップに参加して演技の奥深さを知りました。
その頃から演劇の魅力にとりつかれ演劇を生涯の仕事にしようと思い本格的に
演技を学ぶため大学は日本大学芸術学部演劇学科演技コースに進学しました。
大学では高山図南雄先生指導のもとスタニスラフスキーシステム、メソッド演
技を学びました。
大学1年生の秋に大学の3年上の先輩の主宰する劇団に入団して学校で演技を
学びながら外では劇団の公演に出演していました。
大学2年生の春に自らもコント集団「コント・加藤組」を結成しコントの演出
をして学校祭や公園等で路上ライブを行いました。
大学3年生になると大学の実習の舞台に出演したり所属劇団以外の劇団の公演
にも出演しました。
大学4年生になり卒業論文を書きながら所属劇団への出演や他劇団への出演、
コント公演も行いました。
大学卒業後はそのまま劇団に残り公演に出演したり他劇団の公演に出演したり
しました。
俳優として舞台に出演する傍ら所属劇団で指導を受け続けていた殺陣の技能を
生かし殺陣の振り付け師としても活動しました。
今から10年ほど前に劇団を退団してからはフリーの俳優として様々なジャン
ルの劇団やプロデュース公演等に出演し俳優経験を積みました。
昨年2011年春にCINEMACT INC.に所属し舞台に限らずテレビ、映画の世
界にもフィールドを広げ活動し始めました。
同時に大学で学んだ演技法と舞台出演の実践で得た演技と殺陣の経験と知識を
生かし所属事務所主催のワークショップ、基礎演技練習会と基礎殺陣練習会の
講師を勤めています。
そんな私もまた演技メソッドの世界の旅人です。
私のこの道およそ20年の旅にはたくさんの経験、想い、喜び、悲しみ、失敗、
成功、希望や反省や後悔、夢がありました。そしてそれらの全てが俳優加藤和
久を構築し前進させています。
まだまだこれからももっともっと色々な旅をする事でしょう。それらの全てを
演技に活かし、まさに活き活きとした芝居をしたいと思っています。
そんな私と一緒に旅をするのがこのメルマガ「基礎演技メソッド」です。
このメルマガでは皆様に私が大学で学んだスタニスラフスキーシステムとメソ
ッド演技法、そして私自信のおよそ20年の舞台出演経験から編み出された演
技メソッドをお伝えします。
特にこれから俳優を目指す方にはスタニスラフスキーシステムやメソッド演技
法と聞くと何か難しい理論や方法論を思い浮かべる方もいらっしゃると思いま
す。
実際私も大学入学当時理解し実践するのにかなり苦労した覚えがあります。
また理解したとしても理論や方法論を実際の演技に活かすのも難しいものです。
俳優の駆け出しの頃は頭と体がなかなか繋がらなくてかなり苦心した経験もあ
ります。
スタニスラフスキーシステムやメソッド演技法が演技を構築するのに有益だと
わかってはいるもののそれを上手く利用出来ないもどかしさとしばらく戦いま
した。
この一見して難解そうな演技法を私の経験から生まれた解釈法を用いより分か
りやすくより実践的にお伝え致します。
また、現役の俳優の方で役作りに悩んでいたり、これまでやって来た演技法と
は別のアプローチをしてみたいと思っている方にも有効な提案をしていきたい
と思っています。
そして大学や専門学校、養成所などで演技法を習う機会が無かった俳優の方に
もきっと有効な提案が出来ると思います。
さらに中学や高校の演劇部の生徒達に指導を行う方に理論と方法論を提供致し
ます。私自身高校時代に経験した役作りなどの悩みに対する具体的な解決法を
提案します。
さて、この旅を通じて私が皆様に伝えたい事は何か?旅の目的は?
私も俳優になりたいと思った時強く思った事ですが、演じる事はとても楽しい
そしてとても喜ばしいと言う事です。
それは演じている方もそれを観ている方もです。
演じる事の楽しさと喜びは一体どこから来るのか?
演じる事の起源は物真似芸だと言われています。人は太古の昔から人や物事を
真似てそれを演じ、観て楽しんでいたのです。
演技とはとても緻密な物真似です。
その緻密さを作り上げる為に人は人の動きや感情の起こりなどをつぶさに観察
し研究します。時には色々な経験をしてそれらを自分のものにします。
この観察・研究・経験の行為によって作り上げられた表現が緻密であればある
ほど人の心は揺り動かされ感動します。
そう、これらの行為、観察・研究・経験こそが演技法の基礎なのです!
そこには人の持つ感情や想いを発見する喜びとそれらを活かし表現する達成感
が生まれます。
つまり演じる事とは発見の喜びと生み出す事の喜び、生みの喜びなのです!
そしてその喜びが大きければ大きいほど観ている側の感動も大きくなるので
す!
そんな発見と生みの喜びを是非皆様に味わっていただきたい!そしてそれを観
てくれる人に大きな大きな感動を与えたい!
それがこの旅の目的です。
さあ、出発の準備は出来ましたか?
今回はこの旅のガイドの私加藤和久の自己紹介と旅の案内、メルマガの説明を
させていただきました。
次回はこのメルマガの内容と進め方についてのお話を致します。
次回はいよいよ出発ゲートへの案内です!
この旅を通じ演技メソッドをより良く解釈していただき、実践と経験を積み、
皆様自身が編み出すさらにパワーアップしたオリジナルの演技メソッドを確立
していただければ幸いです。
次はあなたの旅が始まります!
加藤和久
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いただいた質問は、毎号メルマガ本文中で回答します。答えて
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事前にご了承ください。
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