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ゲスト様
米田 智彦
Profile
職業 現代編集者
コンテンツディレクター
文筆家
米田智彦編集事務所代表
名前 米田 智彦(よねだ ともひこ)
生年月日 1973年1月23日
出身地 福岡市
血液型 AB型
WEB ノマドトーキョー
ブログ ¥$PHIN(エンドルフィン)
 
Information
大学卒業後、映画への楽曲提供などの音楽活動を経て出版社に就職。現在はフリーの編集者・ディレクターとして、出版・広告・Web・映像・イベントなどでジャンルを問わず、企画・編集・制作を行う。2005 年よりWebマガジン「TOKYO SOURCE」を有志と立ち上げ、2008年、『これからを面白くしそうな31人に会いに行った。』を出版。他にもUstream関連の書籍を3冊手がける。2011年、“東京をシェアしながら旅して暮らす”生活実験企画「ノマドトーキョー」を11ヵ月間行う。ノマド活動で得た知見を基に、情報・アイディア・人を結びつける「ポリネーター(受粉者)」としても活動中。
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米田 智彦
米田 智彦のメールマガジン
「トーキョー遊動日記」
発行:第2・第4金曜日
月額:540円(税込)
創刊:2012年6月8日

「トーキョー遊動日記」というタイトルに込めた思いを聞かせてください。

バックミンスター・フラーの『宇宙船地球号操縦マニュアル』といった翻訳でも知られる、アートディレクター、芹沢高志さんの著作に『この惑星を遊動する』(1996/岩波書店)という本があります。当時のアート、サイエンス、エコロジー、デジタルカルチャーなどの状況を世界の各都市をテーマに伝える内容ですが、現在を予見し、警句を鳴らす一冊でかなり影響を受けました。2011年に僕が行った生活実験企画「ノマドトーキョー」では、家もオフィスも持たず、トランク1つで東京都内を、働きながらさまざまな場所を泊まり歩いて暮らしましたが、その生活をひと言で表すとしたら、「遊動しかない!」と思い、この言葉を拝借しました。僕がやっていることも、単なる移動じゃない。やっぱり遊動なんです。そこには知的興奮、遊び心……単に目的地を目指す味気ない移動とは違う意味が入っている。芹沢さんはこの惑星全体を使って思考し、一方、僕はこの都市をぐるぐる回って・・・・・・とだいぶスケールは違いますが、逆に身近な、普通の人なら見落としがちなところに注目するのが僕なりのやり方だと思っています。
ですから、このタイトルには、芹沢さんへのオマージュと、評論家的に情報をキュレーションするのではなく、僕自身が足をつけて生きるトーキョーという街とミクロな“現場”を直接訪れ、揺れ動く“生”の声や事象を探ることの両方が込められています。「日記」としたのは、あくまでも僕の現段階での結論、いわばプロセスを見せているだけであって、結論は各々が考えるものだという考えがあります。上から目線で教条的・自己啓発的に語るより、時代の空気とそのちょっと先を感じ共有しながら、皆さんとともに考えていければ……という思いです。

米田 智彦

具体的にどういった内容のメルマガになりますか?

リーマンショック、311といった社会の大激変に見舞われ、今、人々の住むこと、働くことに大きな変化が訪れています。そして、人々の意識もスマートフォンやPC、インターネットによるクラウドサービス/ソーシャルメディアの出現によって場所に囚われなくなった。数十年後は、2010年からの数年間というのは、きっと物凄い大変革の時代ということで教科書に載っているかもしれません。
その時代の渦中にあって、2011年、東京という大都市を「シェアしながら旅して」暮らしてきた僕が、その旅を通じて出会った人や場所、モノの記憶、そこから現在進行形で広がっている知見を伝えたいと思っています。このメルマガでは、ノマドワークやコワーキング、シェアハウスといったシェア的なライフスタイルを中心に、現代の働き方や住まいについての具体例や僕なりの考察を配信していきます。そこには、これからの世界・日本経済や社会、メディアのあり方といったものも含まれます。

このメルマガを通して、読者にもっとも伝えたいことはなんですか?

よく言われるように、現在は大きな時代の変わり目だと思います。その中でサバイブする方法を考えていきたい。抽象的な言葉になるかもしれませんが、転換期を迎えた世界で、しなやかに軽やかに生きていくための方法と思想が、このメルマガを読んでいただくことで浮かび上がってくればいいなと思っています。それをひとことで言い表すとすれば、もしかすると「ストリートワイズ」という言葉が当てはまるのかなとも思います。アカデミックな頭でっかちではない賢さ、街を生き抜く逞しさという意味です。この言葉には、現代をサバイブするニュアンスが入っています。20世紀は国家の時代であり、国家による戦争の時代でした。しかし、21世紀は個人の時代であり、グローバル化やネットワークにより、個人が過酷な競争にさらされる時代だとも思っています。伝えたいのは都市型のサバイバル能力だと思います。僕自身もそこに最も興味がありますし、原発事故があろうが、地震の恐怖がろうが、日本経済がこのまま下降の一歩を辿ろうが、所得が減ろうが、とにもかくにも我々は生き延びていかねばならない。しかし、危機的な状況だからこそ、サバイバルと同時に多くの人が「幸福」という概念についても考え直し始めている気がしてなりません。究極的に言えば、人の生きる目的は幸福になるためであろうと思いますが、人間というのはしばし目的と手段が入れ替わってしまう生き物です。そこを問い直したい。サバイバルと幸福論というのは2大テーマになると思います。

米田 智彦