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3歳から水泳に力を入れていたが、母の影響で10歳からテニスを始め、 伊良子妙子コーチに出会う。 |
「神尾米の一球入魂!!」
月額:440円(税込)
創刊:2011年10月15日
母がお家の近くでテニスをやっていたのがきっかけですね。小学校3年生の時、私はテニスをやる前に兄二人と一緒にスイミングスクールへ通っていたんですけど、学校が終わってから母が車でスイミングスクールへ送ってくれていたんですが、学校が終わって、家に帰っても母は家にいなくて、ずっとテニスクラブで遊んでいたわけなんですよ(笑)私たちは学校が終わっても、直接家には帰らず母をテニスクラブへ迎えに行って、母が遊び終わるまで待って、それからスイミングクラブへ送ってもらってたんです。ですので、ずっと毎日、毎日テニスクラブへ通っていたある日、そこのオーナーさんに「ただぼーっと待っているだけでもつまらないでしょ」ということで、ラケットとボールを貸してくれて「やってみる?」って言ってくださったんです。はじめは、壁打ちがすごく好きで、ずっとそればっかりやってたみたいですね。 初めて母とラリー(ボールの打ち合い)ができた時に、ボールで会話をしているような感覚があって。ボールには、その時の感情がボールに出ちゃうんでよね。二人がイライラしていると、全然ラリーが続かなかったり、逆に二人が穏やかだとラリーが繋がるんですよ。その感覚がすごく楽しかったのを覚えています。その後、父に「2つのことは同時にしても中途半端になるからテニスか水泳のどっちか選びなさい」と言われて、一人黙々と会話なく泳ぐ水泳よりも、何か会話をしている「お母さんとラリー」というのが好きで、私はテニスを選びました。
今年の4月から、ジュニアの育成に携わらせていただいています。その子達が少しでも気持ちよくプレーしてくれればと思って今頑張っています。でも育成ってほんと難しいと実感していますね、子供の心とか。昨日はすごく穏やかにやってても、「今日は何かふてくされてるな。学校で何かあったな」って。そういうのをコントロールしなきゃいけないのは難しいですよ。学校に付いて行くわけにもいかないですからね。 でも、子供たちのやる気が見えてきた時は嬉しいですよね、目を輝かせて「こうですか」とか「これがうまくいかないんですけれども...」ともごもごしながらも聞きに来てくれたりして。子供たちには、大人よりもたくさん夢があるので、この子達がどうなっていくのかを身近で見れるのも、やりがいを感じていますね。 ただ、テニスだけ強くなってくれればいいとは思っていないので、例えばテニスを諦めた時にも、社会人としてもきちんと生きて行けるように「挨拶のひとつはしっかりやろうよ」というようなクラブなので、そういったことも覚えていってくれると嬉しいですね。
このメルマガを読んで元気になって欲しいですね。人の考え方ってそれぞれなので「あ、神尾米はこういう考えなんだな」とか「でも自分はこうかなー」とか。「テニスって結構、元気になるんだね」とか思ってくれれば嬉しいし、これを読んでテニスを始めてくれるようなことがあれば最高ですね。「ちょっと子供にテニスをやらせてみようかしら」とかですよね。
あと、今テニスをやっている子供をお持ちの親御さんにも読んでもらいたいですね。受験の時に、テニスを続けさせるかどうか悩むんですよね。私としては、その可能性を伸ばして行ってもらいたいと思うんですけど・・・でも「どの道を選んだとしても元気よく進んでいけばいいんだ!」って思ってくれたらいいですね。
もちろん、自分がテニスをやるだけじゃなくて「試合を観に行ってみたよ」とか「日本の選手を応援しに行こう!」という形から、もっとテニスに興味を持っていただいても嬉しいです。このメルマガでは、私が注目する選手などをご紹介していく予定ですので、是非楽しみにしていてくださいね。