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97年にラップを始め、オトノ葉EntertainmentのMCとして現在までに3枚のCDを全国流通でリリース。2011年にはビクターミュージックアーツから配信限定ミニアルバム「OTONOFOLDER」をリリースし、iTunesのヒップホップチャートで2位まで上りつめる。また、専門学校やボーカルスクールでラップ講師を務めたり、アイドルやお笑いライブへの楽曲提供を行うなど、その活動は多岐に渡る。現在ソロアルバムを鋭意制作中。
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「YO!と言える日本人」
月額:880円(税込)
創刊:2012年8月10日
中学3年の時に「EAST END×YURI(イーストエンド プラス ユリ)」というアーティストがいたんですが、「DA.YO.NE」とか「MAICCA」っていう曲があったと思うんですけど、その曲を聞いてラップの心地良さみたいなものが耳にこびりついて。はじめはサビしか知らなかったんですが、カラオケに入れて歌ってみたっていうのがラップを歌った最初だったんです。サビ以外のところは知らなかったので、テキトーに歌うしかなかったんですが、意外とテキトーに歌っても気持ちよかったんですよね。画面に出ている文字をリズムに乗っけて喋るだけで気持ちよかったんです。そこからすぐにラップを始めた訳ではないんですが、何となくラップっていいなってずっと思っていて、高校に入った時にラップをやっている先輩に出会って、その先輩から色々教わって、高校2年の時にラップをはじめました。ライブやっていくうちに関わってくる人が多くなって、その中でレーベルを作りたいっていう人が現れて、僕らのライブを観てくれて25歳の時に、CDを出すことになりました。でもここだけの話、実はお笑い芸人もやってたんですけどね(笑。
今まではグループでの活動を基本中心にやってきたんですけど、最近はソロ活動にも力を入れていて、ソロアルバムを作って、年内には出せたらいいなと思っています。あとは、専門学校やボーカルスクールでラップの授業をやらせてもらっています。ラップを教えるということをやっている人が少ないので、この活動を通じても、世の中にラップをどんどん広げていきたいと思っています。
よく『どういうことを教えるんですか?』って聞かれるんですけど、ラップって音楽の授業でやってこないものだから、苦手意識が付いている人も多いと思うんですけど、実際にやってみると歌より簡単だと思ってるんですよ。このあたりは創刊号でも触れようと思ってるんですが、歌はメロディーとリズムの両方が大事じゃないですか?でもラップは、リズムだけ意識すればいいんですよね。だからある程度のレベルに達するまでがラップの方が簡単なんです。歌は『うまいねぇ』って言われるレベルになるのはけっこう大変だと思うんですが、ラップは『すげぇラップ歌えるじゃん』って言われるレベルに達するまでの早さが、歌よりも早いと思うんですよね。その先突き詰めていくと、色々細かい技術が出てくるんですけど。今は、ラッパーを目指している人というよりも、声優や役者志望の方とか、お笑い芸人の人を中心に教えているんです。オーディションの時に『ラップできます』って言うとインパクトあるじゃないですか?だからヒップホップの文化を教えるというよりは、ラップの技術・コツを教えるようにしています。そこからラップにハマってHIPHOPの文化も知りたい!って思ってくれたら僕も嬉しいですしね。あとは『苦手意識』を取り除く事と『ラップができるって逆においしいぞ!』っていうのを教えてますね。
メルマガという形ではじめますが、内容的には「ラップの通信講座」のようなイメージのものにしていけたらいいなと思っています。読者さんからの『ラップのこういうところがわからない』とか『こういうところが難しい』という質問に対して答えていきたいです。あとは”ラップに興味がある人”や、”ラップパートを自分の曲の中に作りたい”っていう歌い手さんにも読んでいただけたら嬉しいですね。読み物として「納得する気持ち良さ」ってあるじゃないですか?方程式が解けた時みたいに『あぁなるほど。こうだから、こうなるんだ。』みたいな、そういう気持ち良さがあるものを書けるように頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。